2014年12月9日のこと。
あの人が私の前から姿を消した夏の終わりから、3ヶ月が過ぎた。
愛していたのは私の方だけだったなんて、そんなことよくわかってる。
あの人は私のことなんてこれっぽっちも思ってなくて、それでも全然かまわなくて、少しでも一目でも会えるだけで心臓が跳ねた。
あの人のために少しでも役立てるなら、お金をどんどん貢ぐことも厭わなかった。
あの人は私のすべてで、私の生きる意味で、私の幸せそのものだった。
今でも全くあの日々に後悔はしていないし、二度と会えないかもしれないあの人を愛することは、死ぬまでやめられないだろう。
そんな私のことを、みっちゃんは黙って見守ってくれて、いつも気づかないほど自然に寄り添ってくれていた。
あの人に対して感じる激しく切ない胸の痛みとは全く違うけれど、暖かくて優しいみっちゃんの、ひまわりみたいな笑顔に包まれるとほっと心が安らいだ。
いつも当たり前のようにそばにいてくれた、みっちゃん。
これからも、ずっとずっとみっちゃんは私のそばから離れることはないって、一緒にいてくれるって、信じてたのに…。
あの日、みっちゃんが初めて見る男の顔をした。
真剣な眼差しを私に向けて、
「もう、ずっときみのそばにいてあげることはできなくなるよ…。」
私は、世界が足もとから崩れる音を聞いた。
待って、お願い…私を置いていかないで。
私…みっちゃんが好き。
みっちゃんのそばにこれからもずっといさせて欲しいの!
そう叫んで私は、みっちゃんの背中に…ではなくてファンクラブに入ることを決意していたのでした。(妄想終わり)